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この時計はその斬新さゆえにコレクション性が高いのだが、これほどまでに高い価格は見たことがなかった。

ヴィンテージロレックスのなかで、今も衰えていない分野がある。1980年代から2000年代にかけて、企業の表彰品として贈られたドミノ・ピザのロゴがダイヤルに入ったエアキングだ。

この時計はその斬新さゆえにコレクション性が高いのだが、これほどまでに高い価格は見たことがなかった。最初に価格が上がったと感じたのは、2021年10月にHODINKEE Shopで1万4900ドル(約170万円)で販売された個体だった。私がHODINKEEに在籍して以来、この時計の価格について最も多くDMを受け取った。

「今年の初めに、クリスティーズのオンラインオークションで2万ドルで落札された個体がありました」と、ドミノ・ロレックス“公式”愛好家であるウィンド氏は語る。「それが転機となって、その後はどんどん上がっていきました。COMEXのロゴを買うのと同じ理由で、人々がロレックスに夢中になっているのです」

私もほかの多くの人も、90万円以下で販売されているのを見慣れていたが、今はそれが現実ではないようだ。先週、クリスティーズでは2万2500ドル(約260万円)、サザビーズでは1万7640ドル(約205万円)で落札されているからだ。

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