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約1年前、HODINKEE専属の時計初心者としてこのコラムを書くことになったとき、私はただ時計が美しいからという理由だけで引き受けた。

初めてロレックスを身につけたとき、見た目は気に入ったが(感触も気に入った)、その仕組みについてはまったく考えなかった。正直なところ、それを気にする人が(それを作るのが仕事の人以外で)いることすら知らなかったのだ。今でも持っている最初の1本の時計についても、「秒針が赤くてかっこいいけど、ホントはもっとずっと高価なものが欲しい 」ということしか言えない。"初心者プロジェクト”が始まって数週間後、HODINKEEのジャック・フォースター(Jack Forster)が「サラ、 時計の仕組みをどの辺まで理解した?」と聞いてきたので「ジャック、基本的にはなんにも」と答えた。その後、腕時計について大急ぎで勉強し、その仕組みについて最も基本的なことを学んた。それでいいような気がした。「脱進機がゼンマイの信号機みたいなものだということはわかったから、それで十分だわ」と誰かに言ったと思う。そうして、本当にそのままになってしまった。

しかし、美術館でイチから全体像を把握した(把握し始めた?)私は、またしても知らず知らずのうちに時計の世界に嬉々としてハマっている自分に気づいたのだ。このとき、時計をもっと知りたいと思ったのは美しいからというだけではない。新しい友人と出会ったらその人のことをもっと知りたくなるのと同じような感覚だと思う。私は、時計の仕組みに興味を持つことには皮肉な要素もあると思う。あるところまで来ると、その強烈で過激なゴージャスさに心を打ち砕かれから、ひと息つかなければならないのだ。何度こう言いそうになったかわからない。「見て見て! 空飛ぶ馬に乗った3人の男性の彫刻よ!」「ヴィクトリア女王の作品に描かれているダイヤモンドでできたあの花、目が離せない!」。そして、ガイド女史は何度、猫のペンダントのある位置まで左手を上げ、咳払いをして「はい、素晴らしい作品です」と、うんざりした丁重さで答えたことだろうか。

その結果、私は初めてウィンドーショッピングで慣れ親しんでいた自分から抜け出し、これらの作品に実際に深く入り込み、「何も知らなかった」とわかるだけのもどかしさを打破したいと思うようになった。

ガイド女史が、クリスチャン・ホイヘンスが発明したヒゲゼンマイに話を戻したとき、私は彼がどうやってそれを思いついたのか知りたいと思った。同じことをしようとしたロバート・フックが思いつかなかったことを、ホイヘンスは考えたのか、あるいは試したのか。(私は彼女をホイヘンス/フック・プロジェクト、仮題『ゼンマイへの競争』に参加させようとしたのだ。要領を得ない年上のイギリス人が、若くて粘り強い、しかも非常に鬱屈したオランダ人に負けたという話なのだが、残念ながら、これは彼女を納得させるものではなかったようだ) 脱進機が進化していることはわかったが、それが何を意味するのか? 一ヵ月前の私は、コンプリケーションが何であるかさえ知らなかったのだ! 今、私はその最初の作品を見ながら、それを学んでいる。1777年頃に作られた、無地だが完璧な白文字盤の懐中時計(ここには500本もの白文字盤がついた金の懐中時計があるそうだ)。シルバーフェイスの文字盤にストップウォッチと時計を配置したブレゲ。1820年に作られたもので、トゥールビヨン(私の理解では、それは時計にとって人体で言う盲腸のようなものだが、よりクールなものだ)を搭載した最初の時計のひとつだ。次に、パテック フィリップのコレクションでは、1925年製の永久カレンダーを搭載した最も初期の時計のひとつがあった。


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私が初めて買った腕時計 URL 2022年01月12日(水)12時46分 編集・削除

その時計を振り返ることで、私は昔の自分、そして今の自分を知ることができた。ロレックスすべての時計には、何かしらのストーリーがあるのではないだろうか。たとえそれが、自分以外の誰かにとっては何の意味もないものであっても。私はそう思っている。

オメガのスピードマスター URL 2022年01月12日(水)16時03分 編集・削除

オメガは多くのスピードマスターを幅広い価格帯で製造している。

キング・オブ・ロレックス URL 2022年01月12日(水)17時18分 編集・削除

「キング・オブ・ロレックス」「キング・オブ・クロノグラフ」などといった称号を欲しいままにしてきたデイトナ。いつかは欲しい腕時計として、憧憬を頂き続けてきた方は少なくないでしょう。

記念日やクリスマス URL 2022年01月14日(金)18時20分 編集・削除

記念日やクリスマスのプレゼントにおすすめ発売

2022年春注目の3大バッグ URL 2022年01月15日(土)00時24分 編集・削除

2022年の春に向けて、女性の心をときめかせてくれるような新作バッグが人気ブランドから登場する。新生活を迎える人には通勤・通学にも使えるようなトートを、春の軽やかおしゃれを楽しみたい人にはトレンドのミニバッグを……自分好みのバッグを見つけて2022年の春ファッションを思う存分楽しんでみては。

2022年春注目の3大バッグ URL 2022年01月17日(月)10時59分 編集・削除

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