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A.ランゲ&ゾーネが、初期のデジタルウォッチにまだ手を入れていなかったとは、思いもよらないことだった。

したがって、色々な意味で今日のリリースは待ち望まれていたことだ。

ジャンピングアワー・プッシャーのアップデートとパワーリザーブの改善は、実は2019年のツァイトヴェルク・デイトのCal.L043.8で初めて実装された点は特筆すべき点だ。とすれば、今回発表されたCal.L043.6は、デイトホイール、日付修正プッシャー、そしてその他のカレンダー機構を除き、同じムーブメントであると考えるのが妥当だろう。

2022年 A.ランゲ&ゾーネ新作 ランゲ1・タイムゾーン 136.032

ランゲ1・タイムゾーン
Ref:136.032
ケース径:41.9mm
ケース厚:10.9mm
ケース素材:ピンクゴールド
ストラップ:手縫いのレディッシュブラウン、ピンクゴールド製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.L141.1(ランゲ自社製)、72時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)、毎時21,600振動、38石
仕様:時・分・秒表示、ホームタイム表示およびゾーンタイム表示それぞれに専用デイ・ナイト表示、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、第二時間帯設定用24都市リング(サマータイム対応)、ホームタイム対応アウトサイズデイト表示、パワーリザーブ表示AUF/AB、サファイアクリスタル風防(モース硬度9)、シルバーカラーのシルバー無垢ダイアル

このことは、ツァイトヴェルク・デイトと新ツァイトヴェルク 142.xxx系のムーブメントのルモントワールブリッジ(定力機構の固定する役割)の構造が、いずれもオリジナルのツァイトヴェルク 140.xxx系の構成と異なることからも裏づけられる。

ツァイトヴェルクムーブメントの最初のバージョン、Cal.L043.1(左下)では、ルモントワールブリッジはムーブメントの中央からかなり大きく湾曲しており、まるでアンクルの受けと主ゼンマイをつないでいるかのような形状になっている。スーパーコピー 時計一方、ツァイトヴェルク・デイトと2022年発売のツァイトヴェルクのムーブメントでは、ルモントワールブリッジは矢のように真っ直ぐで、エンドスクリューはムーブメントのほぼ中央に位置する(このレイアウトがいつから実装されたのか、最近のツァイトヴェルクのリリースをすべて遡って調べたところ、最も古い例は2019年のツァイトヴェルク・デイトの発売で、次いで2020年のブルーダイヤルのツァイトヴェルク・ミニッツリピーター、そして昨年のツァイトヴェルク ・ハニーゴールド・ルーメンがある)。